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※このコーナーは糟屋郡内の交流を促進することが目的です。
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かすやリレートーク【第14回】
タイヤ&ホイル中古・新品専門店 栄太郎 粕屋店
黒崎 忠幸さん
太陽の熱に反射してきらきらと光る黒いタイヤに囲まれたお店。今回バトンが渡ったのは須恵町にあるタイヤ専門店の社長、黒崎さん。
事務所には先客がいらして、少し待つことに。
ふと横に目をやると「お口のさみしい方へ!!ご自由にチギッて食べて下さい」とメッセージとともにお菓子が壁に吊るされていた。
他にもコーヒーもご自由にとある。ちょっとびっくり、でも面白くて心の中が暖かくなった。
このかすやリレートークは糟屋郡内の人と人をつなぐインタビューコーナー。バトンは友達や仕事仲間、家族誰にでも渡せる。
前回の藤さんとは仕事つながりで同い年の50歳!皆さん若く生き生きとした表情だ。
黒崎さんは長崎県生まれ。高校を卒業後、時代の最先端の技術コンピューターを学ぶため、大阪へ。
そこで2年間システムについて学んだ後、福岡の会社にSE(システムエンジニア)として九州に戻ってきた。
黒崎さんの仕事は会社ごとに大きなシステムを作り上げ、また営業補佐のようなデータ入力から在庫管理など。
そのため、情報処理の能力だけなく、会社全体を見ることや、人の動き、お金の動きなど把握するために勉強の毎日だった。
ひとつのプログラムを作るのに半年から1年もかかる。それだけに仕事にずいぶんのめり込んだ。
そして30歳を過ぎた頃黒崎さんに転機が訪れる。
仲人でもある上司が会社を辞め、事業を始めた。その上司に店(現在のタイヤ専門店)の手伝いに来ないか?と誘われた。
声をかけられた当時はSEの仕事にやりがいこそ感じていたものの、毎日が徹夜続きの労働を強いられていた。
このまま歳をとっても体がついていけるか?と不安になってた時期でもある。だから一目置く上司からの誘いに心は揺れた。
しかし、24歳の時に結婚し、2人の子どもがいる黒崎さんはまったく分野が違う職業に変わる決断をすぐにすることができなかった。
そこで通常の仕事をしながら、休日だけということで店をを手伝うことにした。
最初の頃、それまでまったく車には興味がなかった黒崎さんはお客さんの話についていけなかった。
ぱっと見ではメーカー、車種が分からず、お客さんには悟られないようにすることで必死だった。
しかも、販売経験がないので、お客さんが来ても何と声をかけていいのかすら分からなかった。
挙句の果てに、社長からは「お前は背が高いから、上から目線になりがち。」と怒鳴られることもあった。
とにかく同じものを社長はばんばん売るのに、自分は努力しているのにできない悔しさでいっぱいになった。
社長とは10年以上の付き合いがあり、若い頃から自分の気持ちをさらけだして、時には意見を曲げず、頑固者とよく言われた。
だけど社長の指導も超直球。真剣そのもの。社長に怒られても苦にならなかったおかげで、半年後には徐々に売り上げ成績が上がっていった。
自分にも自信がついた頃、2店舗目を出店する話が持ち上がった。
やるなら雇われ店長じゃなく、自分でやる!
そう初めから決めていた黒崎さんは会社を辞め、2号店を立ち上げることにした。
が、またそこで大きくつまづいた。
会社勤めでは○○会社の黒崎と言えば何の苦労もなかったのに、どこの銀行も出店準備金を貸してくれない。
会社に所属していない人間にはそこまでの信用がないということに初めて気づかされた。
そこでも社長の配慮があり、なんとか無事出店することができた。
最初こそ大変だったが、もともとSEで培ったもの、3年間社長の下で販売成績を伸ばし続けてきた経験が活かされた。
石橋を叩きまくって渡る自分とは違い、おおらかで明るい奥さんがそばにいてくれたおかげで自分の力を信じて、思うようにやってこれた。
子育て真っ最中、働き盛りの30半ばに会社を退職してお店を立ち上げることを誰よりも理解し応援してくれたのだそう。
最近はどうですか?
と私が聞くと、「うん、ま、今までは大丈夫だったかな。これからは分からんけど。」と黒崎さん。
それでもお店にはひっきりなしにお客さんが訪れる。
主なお客さんは20代。車を走らせることが好きな人たち。年齢のギャップを超え、いかにお客さんのニーズにこたえることができるか?が勝負。と黒崎さん。
何気ない会話を通じて、少しずつ何を欲しているのか引き出してみる。なるほど!
黒崎さんのモットーは、
できないことはない。今までやったことがなくても、挑戦してみる。
それでもどうしても分からないんだったら、人に聞く。助けてもらう。
「僕にさせてください!」と言って、苦労することでそれがひとつ、ひとつ身になっていく。
◎インタビューを終えて
勢いのある人は言葉ひとつが踊っているかのように弾んでいる。話を聞かせるのではなく、聞いてしまう話ができる大人になりたいと思った。
それには黒崎さんのようにちょっと勇気を振り絞り、新しい経験を少しずつ積むしかないのだろう。
まずは「どうぞご自由に」と書かれた品を心から感謝し、手に入れることから始めよう(笑)
タイヤ&ホイル中古・新品専門店 栄太郎 粕屋店
須恵町須恵712-1
TEL&FAX:092-933-9466
定休日:月曜日
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◎次回かすやリレートークは・・